置かれた場所で咲きなさいとか、仕事はなんでも面白いと思える!とか、「仕事を面白いと思えるかどうかは自分次第」てきな話ってあるじゃないですか。
あの手の話って、まあ一理あると思うのですが、やっぱりつまらない仕事はつまらないんですよね。ほんと。
ぼくも社会人2年目のときに、誰もやりたがらない仕事を社員のぼくひとりに押し付けられたことがありました。もちろん、ぼくもやりたくなかった仕事です。サポートとして、派遣さんをひとりつけるけど、基本的にお前がやれと、仕事を押し付けられたことがあったんです。
そのときに、ぼくは知恵を絞りに絞りまくり、あの手この手で、「いかにそのやりたくない仕事を社員のぼくが関わらなくても、スムーズに派遣さんにやってもらえるか」ということを一生懸命考えました。
すったもんだ、ありましたが、その仕事は無事派遣さんにスムーズにやってもらえるようになると共に、派遣さんの増員を上に申し出て、10人くらいの派遣さんを適切にマネジメントしながら、効率的に仕事を遂行できるようになりました。
ぼくは、「効率的にその仕事を整備する」、「しっかりと作動するように初期設定をする」という仕事は面白いと思うようになりましたが、やっぱり、その仕事自体には何も魅力を感じなかったですし、つまらないもんはつまらないと思っていました。
でも、やっぱりつまらないって思えることって重要なんじゃないかなって思うんです。
なんでも楽しいなんてことって本当はないんじゃないかな?
ぼくの友人に「何をしても楽しいと思える」ことが才能みたいな人がいました。
それはそれで、素敵だと思うし、実際その友人は素敵な人ではあるのですが、ただ1点残念なことが、「自分が何をやりたいかわからない」と言うのです。
なんでも楽しめてしまうからこそ、何がやりたいかわからないんですよね。
ただ、裏を返すと、本当にそれって楽しめてる?って思うんですよ。本当に楽しめていたら、たぶんそれが「やりたいこと」なわけで、「何がやりたいかわからない」というのは、現状やっていることにどこかしら「つまらなさ」を感じているからなのでは?って思うんです。
だから、ぼくはなんでも楽しい!なんて思えることは、突き詰めて考えると、そんなことはないのではないかな?って思ってます。
やっぱり、心のどこかに「すごく楽しい!」ポイントがあって、その「すごく楽しい!」ポイントを見つけるのが、人生を豊かに過ごす上で重要なのではないかな?と感じてます。
じゃあ、どうすれば自分が何をやりたいか、「すごく楽しい!」ポイントが見つかるのか?
自分に正直になる
自分が何をやりたいかを明確にするには、やはり自分に正直になることがやっぱり重要で、つまらないもんはつまらない!とはっきりと自分にも、できれば周りにも声を大にして言うことで、自分が本当にやりたいことが明確になってくると思います。
難しいんですけど、声を大にして言う。大事です。
人と会うことで、やりたいことが明確になる
人と会うことも重要です。会社の人やこれまでの友人以外でです。
会社以外にコミュニティを持つとでも言いましょうか。
やっぱり、そうすることで多様な価値観を自分自身にインストールできますし、この価値観はいいな、この価値観は違うな、合わないな、って感じで、その都度、偉そうだけど「判定」していくことで、自分の価値観ややりたいことがどんどん明確になってきます。
ぼくは、いろいろな場に訪れてみたり、シェアハウスに住んでみたりすることで、この価値観をどんどん磨いていきました。
同様の話を以下の記事でもしてみてます。
実践してみる
いろいろな価値観を享受しながらも、享受するだけではダメで、実践してみることが大事です。
たとえば、ブログなんかも人のブログ読んで、「楽しいなー」って思うだけでなく、少しでも興味があるなら、文章苦手だしとか言ってないで、自分で「書いてみる」ことが大事だと思います。
インプットばかりしないで、アウトプットもしていくことで、「あ、やっぱり違うな」とか「これはずっと楽しめる!」なんてことがどんどん明確になります。
そして、継続してできる類のアウトプットは、それなりに好きなことなんでしょう。
★★★★★
つまんない仕事はつまんないんです。絶対。
こんなに色々なものが享受できる時代だからこそ、「真に面白い!」と思えることを見つけることは、かなり難しいと思います。
昔だったら、「置かれたところで咲かない」といけなかったですが、今は置かれるところを自分でいろいろと決められてしまう時代だからこそ、置かれたところがどことなくしっくりこなかったりします。もっといいところがあるはず、とか思ってしまうこともあるでしょう。
でも、やはりその思いを払拭して、自分のやりたいことを明確にするためには、「自分に正直になる」、「人と会う」、「実践してみる」ってことがぼくは必要だと思っています。
ぜひ、騙されたと思って、やってみてください。
それではっ!