子どもからの質問に適切に答えることって大人としてとても重要なことだと思うんです。
子どもの色々な質問に対して、頭ごなしに「これはそういうもんなんだ!いいから言うこと聞け!」みたいな態度は絶対にとってはダメ。
ってことで、子どもの質問の代表例である、「何で勉強しないといけないの?」の適切な返しをいくつか考えてみます。
多様な価値観は心を自由にすることを教える
一昔前にTwitterで話題になったこの考え方。
@8jouhan_ns 凝り固まった考え方は悪なのではなく損だ、というふうに教えてくれたのは助かりました。だから自由にやればいいんだ、ぶつかったらごめんなさいすればいいんだ。
— レ点 (@8jouhan_ns) 2015年8月15日
この考え方はとても参考になりますよね。
おっしゃる通り、物事を多面的に見ることができるのは、何においても重要だと思います。
ただ、コップに入った水を色々な視点で例えるだけで、子どもはすんなり「そうか!」と思うかはちょっと疑問。
「別にそんなん水が入っているコップってことだけわかればイイじゃん!」とか言われそう。
なので、これをその子どもがハマっている漫画とかアニメとかに例えることができればもっと面白いなーと思ってます。
例えば、ポケモンを例にとると、
社会なら「ポケモンの生息地と地方の関係」
英語なら「ポケモンの攻略方法や対戦が世界中の人とやることができるツール」
と色々な視点が持てますよね。ちょっと無理やりかもしれんけど。
こういう多様な視点を示せて、かつ、この多様な視点を持てないことで、損をするということを教えられればいいなーと思います。
子どもの夢を叶えるためには勉強が必要だということを教える
子どもが何らかの夢を持っていたら、その夢に関連させて、勉強が大事であることを伝えられると良いですよね。
例えば、宇宙飛行士になりたいとかなら、海外でも働けるように、英語は必須だし、数学や物理、医療関連等の知識もしっかりと勉強しなくてはならないです。
そういったことを、具体的にその仕事に照らし合わせて、この仕事のこの部分にはこの知識が必要、ってことを言えるようにしたいですね。
自分の仕事や経験に絡めて、話してみる
仕事をしていく中、ゴールとそれに至るまでにどのようなプロセスをたどるか、ということが大事になります。
もちろんゴール(=結果)も大事なんだけど、このプロセスをどうたどるかが実はかなり創意工夫が求められ、 仕事ができるできないに関わってくるとも思うんですよね。
そして、このプロセスの創意工夫ってのは、色々な知識がないとできなかったりするんですよね。
たとえば、ぼくはまちづくりを行っていくなかで、様々な課題にぶち当たりますが、実はこれって、戦争の歴史をみると、同じような失敗してたりするんですよね。
そんなことを、この「失敗の本質」で学んだりしました。
このように、先人たちが行ってきた歴史上での過ち。
これを学ぶ事で、仕事上のプロセスを改善したり、そのためのヒントを得られることってたくさんあるんですよね。
それは、何も歴史だけではなくて、先人たちが積み上げに積み上げてきた、知識の集積が国語・数学・社会・理科に集約されているので、これらを学ぶ事で、新たな価値を生み出す礎になったりしているんです。
そんなことを子供に話せたらいいなーなんて思ってます。
逆になぜ勉強しなくても良いのか?と考えるのか?と聞いてみる
ちょっとずるいですけど、これもありかなと。
子供に考えさせる。
なぜ勉強をしなくてもいいか?
もしかしたら、それは本人の将来の夢として全く必要ないことなのかもしれない。
もしかしたら、本人の関心は学校で教えてもらえること以外にあって、そっちを頑張りたいのかもしれない。
どういう理由かわからないですが、子供に考えさせて、考えた結果、勉強が必要ないということにたどり着いたなら、それはそれで真理なのかもしれません。
その考えた結果を聞いて、納得のいく答えだったり、納得いかなくとも本人が真剣に考えた結果なのだとわかるような答えだったら、無理に勉強させようとするのはやめたいですね。本人の人生なので。
★★★★★
勉強をなぜするのか?
そんなことを考える上では、この本もおもしろそう。まだ読んでないけど、ちょっと読んでみようとおもいます。
それではっ!