前回の記事で、人生の転換点であるアラサーにおいて、考えたことを書き連ねました。
んで、さらに、よくよく考えるとキャリアの考え方として3つあると思ったんで、そのことについてまとめてみたいと思います。
勝手に定義してますが、これ、ぼくが勝手に思っていることなので、悪しからず。
キャリアアップ
これはよく言われるやつですね。
今のキャリアの延長線上で、給料などの待遇面やより役職をアップしていける、そんな環境に飛び込むことを言います。
意匠設計なら意匠設計へ
施工監督なら施工監督へ
仕事内容としては、最大限これまでことを活かせる環境に行くことを指します。
キャリアチェンジ
これもよく聞きますね。
今のキャリアの延長線とは、ちょっと逸れた線に移ることを言います。
これまでの経験は活かせることもあるけど、一から勉強し直さないといけないこともある。
その分、キャリアアップよりも勇気がいりますし、人間力や社会人としての基礎力みたいなものが試されたりもします。
たとえば、ゼネコンから建設コンサルへ
コンサルからディベロッパーへ
って感じのことを言います。50%くらいはこれまでの経験は生きるだろうけど、転職後は色々なことを吸収していく(しかも、新入社員より早く)ことも、求められます。
場合によっては、今より給料が下がることもあります。だって、経験としては100%合致しているわけではないからね。
キャリアイノベーション
これやばいっす。
これまでの仕事の延長線やその周囲からは見ることができない、未開の地へワープしてしまうくらいキャリアを変えることを言います。スーパーキャリアチェンジとでも言いましょうか。
コンサルからコーヒー屋さんへ
ゼネコンから陶芸作家へ
大工からウェブデザイナーへ
そんな感じで、これまでの経験がほぼ活きないだろう環境に飛び込むのです。
これは、かなりハードルが高く、勇気もいります。そして、給料は確実に下がります。
だって、ほぼほぼ0からのスタートだからね。
また、キャリアチェンジよりも人間力が試されるし、次々にいろいろなことにチャレンジしていこう、変化していこう、という気概も必要です。
キャリアチェンジ、イノベーションはさっさとやるべき
はい。こう思うんですよね。
キャリアアップを目指すなら、今のキャリアの経験値を貯め続け、機が熟したら、転職なんてことも考えられるけど、キャリアチェンジやキャリアイノベーションをするのなら、今いるキャリアの経験は最高でも半分程度しか活かせない。
だったら、今いるところ、さっさと辞めちゃうべきですよね。
そこでの経験を、次に活かせないのなら、とっとと行きたいところに行くべきです。
何かと理由をつけて、動かない
キャリアチェンジやイノベーションしたいなら、さっさとするべき!って思うのですが、悲しいかな。
何かと理由をつけて、人は動かないもんなんです。
やれ、今は仕事が大変だから
やれ、今は家族が大変な時期だから
やれ、この仕事をやり終えたら
まあ、理由はなんでもいいです。理由はなんとでもこじつけられます。
けどね、結局やりたいの?やりたくないの?どっち?ってことです。
今いる職場が、自分のやりたいこととかけ離れている!
または、今いる職場の人が自分とは合わない!
自分が本当にやりたいことはこれなんだ!
ってはっきり言えるのであれば、もはやそこにいる必要はないのではないでしょうか?
ってことで、キャリアチェンジしました
はい。そういうわけで、ぼく、実は先日キャリアチェンジを果たし、1週間前より新しい職場で働いています。偉そうに書いておいて、自分は同じところにとどまってたら、説得力ないですからね。
これまでの都市計画のコンサル業もとても楽しかったですが、面的なまちづくりではなく、点を起点としたまちづくりを行っていくため、とあるディベロッパー業の不動産活用・企画コンサルに移ることになりました。
自分で土地、建物を仕入れ、適切に活用、運営していくというプロセスを味わうことは、リスクをとらない立ち位置にいるコンサルでは決してできなかったことです。
これまでのまちづくりで培ってきた経験を活かしながら、魅力的かつエリアの求心力になり得る点をつくることで、まちを変えていけたらと思っています。
変化を恐れない
たまたま、この本にも書いてましたが、今後のめまぐるしく変わる世の中を生き抜いていくためには、変化を恐れず、動いていかないといけません。
動くことで失敗も増えるでしょう。けど、そうしてひとつのところに止まらず、色々な経験をしていくことで、自分自身の職能を広げていく。
そんなことが必要なのかなと、直感的に思っています。
今となっては、建築家も意匠設計だけでは食えなくなっていって、いろいろな事業領域に足を伸ばしています。(これについては、また今度書こー)
恐れず、新しいことにどんどんチャレンジしていく。
これをしないで、今アラサーの世代が50代になったとき、どうなっているのか?ひとつのことしかできず、そのひとつがもしAIやロボットなどの技術の発展によって、ほとんど役に立たなかったどうするのか?
怖くて仕方がありません。
ぼくは、今のうちに職能を広げていき、いろいろな面で食い扶持を見つけておくことをしていくつもりです。そのためにも、変化は恐れず、楽しんで受け入れていきたいと思っています。
と、まあ今日はこの辺で。
そんな感じっ!
おしまいっ!