あえて早く仕事はしない。早く終わらせてしまうと仕事増えるから。
なんてことを言っているバカモンがいたんですけど、いやそれもうかなり危険な考え方だからね。
まあ、こんなことを言うと、「だって、仕事終わってすぐ帰れれば早く終わらすけど、他の人の仕事もやらないといけなくなるんだもん。」とか言ってくるわけですよね。
「だもん」じゃねーよ。ってことです。
もう、こういう人たちにいくつかモノ申しておきますね。
絶対的に能力が上がる
早く仕事を終わらすと、まあ大抵社内の評価は高くなります。
けど、ぼくはそんな社内の評価なんてどうでもいいくらいに、のらりくらりと仕事をすることで、「自分の能力が下がっていく」ことが危ないと思っています。
仕事を早く終わらせる気がない人はずっとその会社で一生のらりくらりと仕事をしていくつもりなのかもしれませんが、その会社、本当に一生を預けられる会社なわけ?
大企業でもどうなるかわからない昨今において、そんな会社ほとんどないんですよ。いつかその会社が潰れてしまった時に、そんなのらりくらり仕事していた人が他の会社に採用されると思ってんの?
また、親や家族の都合でどうしても仕事を辞めなくてはいけなくなった時等、今後どうしても転職しないといけないこともあるかもしれません。そうなった時も、ダラダラと仕事しているやつが自分の望む職種に転職できると思ってんの?ってことですよ。
周りの人の1.5倍仕事量をこなすことができれば、その分1.5倍以上の成長速度を得ることができるんですよ。そんな人は、その会社がいつ如何なることになろうとも、きっと食っていける人材になっているはずです。
気兼ねなく早く帰れるようになる
早く仕事を終わらせると、さらに仕事を増やされて早く帰れないと思っている人が多いのですが、まずそもそもその認識が間違っている。
たしかに、仕事量は増えます。けど、それは一側面であって、仕事の波によっては誰よりも早く帰れたりすることもあるんです。また、用事がある時もよほど緊急性の仕事がなければ、定時に帰りやすい。(その代わり次の日はかなり残業することになるわけだが、、、)
それは、普段から周りより多くの仕事量をこなしているから、自分も気兼ねなく自信満々に早く帰れるし、周りもそれに対してとやかく言ってこなくなるんです。
だいたい「早く仕事を終わらすと、仕事量が増える」と考えている人は、なぜかそれがエンドレスに続くと思っている人が多いのですが、大抵、1、2度仕事を増やされたら、それ以上は仕事を増やされることはありません。ぼくの経験上、増やされたとしてもマックス2回まで。
要は職場の平均の仕事量が100だとして、仕事が早い人は120、150と増やされることはありますが、それがエンドレスに200、300・・・と増やされるわけではありません。
当たり前ですよね。普通に考えて、そんなエンドレスに仕事を増やせるほど仕事があるわけない(というか、仕事が回るわけないので、普通の会社は仕事をとるのを抑える)し、さすがに3度も4度も仕事を増やすなんてことは正常な思考を持つ上司であれば、部下に申し訳なくてできないです。これで増やしてきたら、上司のマネジメント能力があまりにも低いと言わざるを得ないし、ただのブラック企業です。即刻辞めましょう。
だから、1、2度の仕事量の増加は受け入れて、その増加分も含めて他の仕事量が少ない人と同程度、もしくはそれ以上に早く終わらせられるよう、がんばりゃいいんです。
また、あなたが120、150の仕事をしている中で、70程度の仕事でヒーハーヒーハー言っている人も中にはいると思いますが、まあその人の倍は成長すると思って、ほっときましょう。
このように、仕事を他の人より多くやっていると、自分の裁量で気兼ねなく仕事ができるようになるんです。
仕事が楽しくなる
成長スピードも他の人より早くなり、仕事も自分の裁量で気兼ねなくできるようになってくると仕事が楽しくなってきます。
成長もしているし、他の人よりも仕事量を多くこなしているという実感は、次第に色々な人に意見を言うことも容易くなってきます。容易くなるばかりか、発言力が強まります。
仕事量が増えると、その分てんやわんやになって、精神的に追い込まれてしまうという人もいますが、それは量が増えた直後だけの話であって、慣れればこれまでと同等の仕事時間でかつこれまでの1.2倍、1.5倍の仕事量をこなすことができますし、精神的余裕は生まれます。
人間の精神的な負担ってのは、基本的には人間関係の中での方がよっぽど起こりやすい。そして、その負担ってのは、何か相手に引け目があるときに生じるんですよね。
けど、引け目全くなくなるからね。他の人より仕事量をこなしていると。それは言葉にも自信とともに表れてくるし、それが発言力につながるのです。
★★★
これを読んで、「なんだ。ただの社畜の雑記か」なんて思う人もいるかもしれません。
まあ、読む人が読めばそうなのかもしれませんが、仕事を増やされるということをネガティブに捉えずに、積極的に受け入れて、自身の成長につなげていく考え方は、まあ割と仕事を楽しくさせてくれます。
もう今の仕事で精一杯って人は、まあ頑張ってってことなんだけど、実は全然余力があるけど、あえて手を抜いているって人は、一度「あえて」人より多く仕事をやってみるといい。
たぶん、手を抜いて仕事をしている時よりは、仕事が面白く感じるはずだから。
おしまい!