10万年の世界経済史を読んで、「マルサスの罠」という概念を知りました。
マルサスの罠とは、「人口は幾何級数的に増加するが、食糧は算術級数的にしか増産できないので、必然的に社会の人口過剰による構造的貧困が発生し」、時に人口崩壊の大悲劇が発生することである。18世紀以前の世界各地の歴史で完全にこれが当てはまっていたことは、人口史や経済史の常識だ。
要は、飢餓を克服するために食糧を増産しても、増産した分だけすぐに人口が増えるために飢餓をなくすことができないっていうジレンマのことです。
このジレンマに、1800年代に産業革命が起こるまで陥っていて、人類の生活水準は原始人時代から何も変わっていなかったという説にはびっくらこきました。
つまり、日本でいうと、原始時代も江戸時代も人々の豊かさは一向に進歩してなかったということ。
暮らしが豊かになっていけば人口が増える…
人口が増えれば一人当たりの所得が減って、死亡率が増える…
そしてまた暮らしが豊かになりだして…の繰り返しだった。これはつまり、動物と一緒だった、自然の摂理に従っていたということです。
例えばライオンも獲物を狩りまくって一時的に豊かになり、子供も生き伸びる確率が増えても、次第に獲物の数が減り、結局死亡率が増え、適正なライオンの数になり、また獲物が増えていく…
そんな関係と一緒だったのです。
しかし、産業革命により人間は一気にその自然の摂理から解放されます。
今ではありえない位に豊かになり、人口は増える一方です。
産業革命すげえな!!
やべえな!
お前そんなやる奴だったのかよ?!
この本を読んで、産業革命が本当に革命と呼ぶにふさわしい出来事であったことを、恥ずかしながら今更になって知りました。
世界史は嫌いだったからお前(産業革命)にそんな興味持てなかったわ!わりぃwww
けど、その産業革命により僕みたいなヘタレが出来上がってしまいました。
トイレの便座が温かいとばかり思って勢いよく座り
めちゃくちゃ冷たかった時の僕の
「ひゃっ!?」
というヘタレな反応といい
便座にあってはいけない毛とかついててテンションがた落ちの反応といい
トイレにウォシュレットがなかった時の僕のがっかりな反応といい
トイレにヤバい紙がない!?といった時の僕のあせり具合といい
僕は何をやっているんですか?さっきのことですよ。
これがマルサス的経済の時代の人々だったら
まず便座ないだろうし(西洋はあったか?
毛とか落ちてても気にせず、むしろ食べちゃうくらいだろうし(え?
ウォシュレットとか見たら怖くてトイレに近づけないだろうし
紙がないとか騒がないで手で処理しちゃうくらいだろうし
ヨーロッパの方は地下に排泄物をそのまま放置にしていて
めちゃくちゃ臭かったみたいです。僕のも臭かったみたいです。さっき
そんなこんなのトイレでの格闘をちょっとマルサスの罠とかと絡めて書けば、知的かな?と思って書いてみたんですが、やっぱダメみたいです。
ただ汚いだけでした。すみません。
でもこの本はおすすめですよ。面白い!
おしまい!