人って誰かと自分の悩みや考えていることを共有することが本当に好き!
自分が思っていることを相手にぶつけてみたら、ものすごい共感してくれて、その相手との話が盛り上がるってのは、誰しもが経験のあることではないでしょうか?
ただ最近、ある物事に対する共有化が心地良すぎるのか、一種の薬物のように依存し、共有ばかりしたがる人たちが多いなーと感じています。
会社への愚痴や上司・部下に対する嘆きを共有ばかりしたがる人
下の記事でも書きましたが、「あいつは使えない」と言いふらす上司って結構いるんですよね。
また、会社や上司に対する不満ばかりを言う若者も結構います。
こういうこと言う人って、一度言った愚痴を何回も共有したがるんですよね。
一度全員と自分が思っていることを共有した時の何とも言えないグルーブ感が忘れられずに、飲み会があるごとに似たようなことを言い始める。
愚痴るのが悪いとは全く思いませんが、似たような愚痴を何回も聞くと、「え?そのことについて、まだ共有したい?」、「まだ解決してないの?それ。」と思わずにはいられません。
こういう人は何回も愚痴ったところで何もならないことをよくわかっていないんです。
そして、同じ内容ではあるけれども、ちょっと言い方を変えれば、劇的にその愚痴が生産的な方向に進むこともわかっていません。
たとえば、「あいつは使えない」という愚痴。
どうして、これを「あいつを活かすにはどうすれば良いのか?」とか、「あいつの長所はなんだろう?」とか、こういう言い方にならないのか?
たとえば、「会社や上司が自分のことをわかってくれない、認めてくれない」という愚痴。
どうして、これを「会社に評価されるために自分がやらないといけないことは何だろう?」とか、「自分のどういうところがダメなんだろうか?」とか、こういう言い方にならないんだろうか?
不満や愚痴を共有ばかりしたがる人は自分を省みない
使い古された言葉ですが、「他人を変えることはできない」んです。
自分を変えるのにですら、結構苦労するなかで、他人を変えるなんて、無理難題すぎる。
その単純明快、至極真っ当、どこでもよく聞く、この自明の理をなぜか全く把握してないんですよね。こういう人たち。
「 その愚痴はよくわかった。で、お前はどうすんの?」
不満や愚痴ばかり共有したい人はこの問いに全くもって答えられません。
不満や愚痴ばかり共有したい人に遭遇したときの対処法
と、まあここまで、「不満や愚痴ばかり共有したい人」に対するぼくなりの考え、ある種これも1つの愚痴めいたことを書き連ねてきましたが、これで終わるとぼくがディスった「不満や愚痴ばかり共有したい人」と同じになってしまいます。
ということで、こういう人たちに出くわしたらどうするか?ぼくなりに考えてみました。
①さりげなく言い方を修正する
似たような愚痴を何回も聞かされた時には、その愚痴に対して、「どうすれば良いんだろうね?」と言い返すようにしています。
これで、相手がその話に乗ってくれたら儲けもんですし、思いの外おもしろい話に展開していくこともあります。また、乗ってくれる相手はまだ救いようがあります。
問題はこの問いに対して、考える間もなく「もうどうしようもない」的な返しをする人です。完全に思考停止状態。自分が悪いと思っていることが何もない。
どうしようもないと言っているあなたがどうしようもないのに。。。
こういう人がいたら、基本的に距離をおくようにしてます。そこは完全にこちらも思考停止。あまりがんばって関わってもこちらが疲弊していくだけだからです。
②別の話題を振る
もう、聞き飽きた愚痴に対しては、さっさと別の話題に変えるようにしています。
相手はもっと愚痴を言いたいんだろうけど、聞くに堪えないので、さっさと別の話を振る。
こういうことを繰り返していると、ぼくに対しては、あまり愚痴っぽい話をしてくるのを避けてくれる人もいます。
まあ、ただその分その人とはそこまで仲良くなれないことが多いのですが、、、
問題は、大勢で愚痴ってるときです。しかも、なんか知らんがその愚痴で盛り上がってるとき。この場合、なかなか別の話題を振ることはできません。
③共有を求められてもやんわり共有しない
大勢で聞き飽きた愚痴を話しているときに有効なのが、この手法。
愚痴で盛り上がってるところに水を差すことになりますが、ひとり共有しない人が出てくると、だんだんその愚痴も盛り下がる傾向にあります。そうすると話も変えやすくなってくる。
そのうち、飲み会に呼ばれなくなるかもなw
★★★
ここまで自分の考えを書いていると、いかに自分が面倒な性格かありありとわかるなー
何も考えずに、みんなが言っている愚痴に乗っかるのが1番楽なのでしょうが、あまりそういうのには乗っかりたくない。
基本的に天邪鬼なんでしょうね。ぼくは。
まあ、何事にも信念を持って生きていきたいです。
ってことで、おしまい!