一級建築士は国家試験として難関に位置づけられています。
合格率を見ても、過去5年の平均合格率がおおむね12%程度で、とても難しく見えます。
けど、こんな数字に踊らされないでください。
ぼくの周りにもこの数字を鵜呑みにして、2年計画で受けようとする友達や後輩が多くて、ちょっと損してるなーと感じています。
そして、こういう計画で勉強している奴ほど、2年目でも受からないというシャレにならんことになっていたりします。
自分の中で勝手に合格のハードルを高くしないこと。
この意識を持つことが、一級建築士に合格する上でまず大事なことです。
ちゃんと勉強すりゃ、受かるんですよ!
真面目に勉強していれば合格率は20%以上!?
学科の試験を受ければわかりますが、開始直後に寝る人や試験時間を待たずに退室する人って結構いるんですよね。
冒頭でも挙げた2年計画で合格しようとして、まずは1年目は記念受験って人もいる。
これらの人の数を合わせたら、全体の20%弱は受かる気のない輩なのでは?と感じます。
そして、マジメに勉強していたけど、仕事が忙しくて途中で挫折してあきらめて、なぁなぁに勉強してしまった人も2,30%いると感じます。
ってことで、試験当日まで、ちゃんと胸張って勉強してきた!って奴は全体の50%くらいなのではないでしょうか。
まあ、この数字はぼくの周りの一級建築士の受験生を見ている中での肌感覚です。全く根拠はございません。ただ、割と当たらずとも遠からずなのでは?とも思っています。
だって、資格学校での授業見ても、結構寝てる奴とかいるよ?
そもそもがクソ忙しい業界の中で、マジメに勉強し続けられる奴なんて中々いないんですよ。
なので、そのマジメに勉強してきた人の50%の中から、全体の10%の合格者が出ているわけ。ってことは、マジメに勉強してきた人の中だけで見れば、合格率は全体の20%にもなるんです。
要はマジメに勉強した50人中10人が受かるんです!
マジメに勉強してきたけど、努力の仕方を間違えている人も結構いる
こういう人も一定程度いますよね。必ず。
あれもこれもテキスト買いまくって、どれも中途半端に勉強していたり、丁寧に丁寧に教科書の精読を繰り返して、問題を解く量が圧倒的に不足していたりって人は必ずいるんですよ。
もうね、わからないなりにも過去問をとにかく数多く解く!何回も解く!最低でも5,6回は解く!これが重要なんです。
筋トレにしたって、筋トレ雑誌読んでても腹筋は割れないんです。腹筋しないとダメ。それと一緒です。
ぼくは、物覚えが悪いから1過去問は少なくとも10回は解きましたよ。
そして、模試は受けるだけでなくその後の復習をしっかりする。復習は解説文を読むというより、再度問題を解く!3回は解く!
そんで、空き時間はアプリとか使って正誤問題を解きまくる!
これだけやってりゃ、そのうち知識の点と点が結びついて、わからなかった問題もわかるようになります。
やるのは、過去問、模試、アプリ!この3つだけで良いんです。
けど、それができてない人が割といるんですよ。
こういう人の合格率も限りなく低いので、マジメにかつ「正しい努力」をしていれば、合格率はさらに上がります。全体の30%くらいには上がるのでは?
つまりマジメに、正しい努力をした30人に10人は受かる感じ!お?受かりそう!
最近一級建築士の高齢化が進んでいる
こちらをご覧ください。
現在,若手の建築業界離れや,建築士の高齢化が深刻化しています.具体的な数字を使ってご説明しますと,平成17年度末時点での登録数は,一級建築士が322,248名,二級建築士が692,968名.このうち,一級建築士の年齢層別登録数は,20歳代が約2,000人,30歳代が約47,000人,40歳代は約66,000人,50歳代は約101,000人,60歳以上が約106,000人.その平均年齢は56.2歳となっています.
わぉ!!おっさんばっか!
でね、高齢化が進んでいるってことは、どういうことか?というと、国は若い人に受かって欲しいわけですよ。
注目すべきは,60歳台が全体の1/3近くいるという事実.50歳代以上となると半数以上を占めます.つまり,後10年もすると,少子高齢化と相まって,現役の一級建築士は急激に減っていくことになります.経済状態がどれだけ落ち込もうとも,建築という仕事は,経済活動に不可欠であり,国を代表する基幹産業であることに変わりはありません.ある飲食店が潰れたとしても,次の店がテナントとして入る際に建築行為は必要となります.したがって,国としても一定数の建築士を確保しておかねばなりません.今のような状況下で学科試験のハードル(難易度)を上げてしまうと,受験離れに拍車をかけてしまいます.そのため,少なくとも学科試験においては,過去問重視型の出題を継続せざるを得ません.この事実を知った上で,過去問のマスターに集中して下さい.
要は、一級建築士試験は落とすための試験というよりは、受からせるための試験になってきているんですよ。
なので、ちゃんと過去問を勉強してれば受かるんです。
★★★★★★★★★★★
こういう状況なのに、2年計画で合格を考えるとかもったいない!
短期集中でやったほうがキツイことも1年で済みます!
ってことで、本日はここまで!
それでは!
一級建築士試験のことについては他にも書いてますよ!