先日『四月は君の嘘』というマンガを当ブログでオススメしました。
んで、記事を書く中で、小説版もあるということを知って、早速読んでみましたよ!
小説版『四月は君の嘘 6人のエチュード』とは?
小説版では、宮園かをり、相座武史、井川絵美、澤部椿、渡亮太、この5人の目線で有馬公正にまつわるエピソードが書かれてあるものです。
原作を読んだ方は、それぞれの人物と公正の過去のエピソードや、あのマンガの場面で、実はこんなこと考えていたのか?とかがわかって面白いですよ。
マンガのノベライズ版って何だか面白くなさそうって方にもオススメ!
マンガのノベライズってつまらなそうですよね。
ぼくもそう思います。てか、これ以外のマンガのノベライズ作品は読んだことがありませんでした。
けど、それは食わず嫌いでした。
作者の時海結以(ときみゆい)さんがうまいだけかもしれませんが、原作を補完する作品として原作ファンにはぜひ読んでもらいたい一冊になってますよ。
公正の小4から中3(現在)までの過去を知ることができる。そして・・・
それぞれのキャラクター目線で、公正の過去を知っていくことができます。
武史のエピソードでは、小4の頃の有馬公正
絵美のエピソードでは、小5〜6の頃の有馬公正
椿のエピソードでは、小4〜中2の有馬公正
渡のエピソードでは、中3の有馬公正
そして、宮園かをりのエピソードでは、有馬公正への想い
これらを知っていくことができます。
個人的には渡のエピソードから、渡が公正に対する友情があまり感じられなかったのが嫌でしたが、総じて、「公正に対してこんな感情を抱いていたんだー」となるほど、なるほどと思わされます。
気軽に読むことができる
物語自体は、原作を補完する以上のものではないです。
原作では読み取れないほど、ノベライズ版の作者時海さんの個性が溢れ出てしまっているようなオリジナルストーリーはないです。なので、気軽に読むことができます。
あくまで、原作者である新川さんの作品の雰囲気そのままに、小説化されたって感じ。
その点が、物足りなく感じるところであり、決して原作ファンを裏切らないところでもあります。時海さん、すごいです。
まあ、原作ファンは読んで損はないですよ。
★★★★★★★★★★★★★★★
kindle版で買って、気楽に電車内で暇つぶしに読むにはもってこいの作品でしたよ。
ここまで!
おしまい!