ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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テレビもまだまだ面白い!まちづくりに関わる人も見た方が良い「家、ついて行ってイイですか?」

テレビがつまらない。

最近世間でよく言われていること。

 

あ、俺テレビ見てないんで、そういうのちょっとよくわかんないっす。

 

という、よくわからないカッコつけ。


いやいやと。

 

確かにつまらない番組は多くなっているけど、まだまだテレビ面白いよ!面白くない番組を見ているだけで、面白いもんは面白いよ。当たり前だけど。

 

そんなテレビっ子の僕が、最近最もハマっている番組、それが

 

家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京 毎週(土)夜11時55分放送)

※4/16よりゴールデン進出してしまいました

 

不定期で放送されていた頃からのファン。

 

これ超絶面白いんですよ。

 

 

終電を逃した人の家について行くだけの番組

内容は、渋谷や新宿などで終電を逃した人を探し、

 

「家までのタクシー代を払うから、家、ついて行ってイイですか?」

 

と聞き、承諾されたら、ただその人の家について行って、お宅拝見させてもらう番組です。

 

ちなみに、おぎやはぎの矢作さんやビビる大木さん等がレギュラーで出ていますが、この2人はただVTRを見て笑っているだけで、声をかけている人は番組のスタッフが声をかけています。ほとんどこのスタッフの顔は見えません。

 

なんだそれ?本当に面白いの?と思われるかもしれませんが、これが面白いんです。

 

見終わった後に、心がほっこりしたり、社会が拡がる番組

この番組、別にただお宅を拝見させてもらうだけではないんです。

 

お宅を拝見させてもらいながら、その人のこれまでの人生だったり、将来の夢、人生観等、根掘り葉掘り聞きます。

 

皆さんは、どうでしょうか?終電を逃した時に、いきなり知らないテレビ局のスタッフから声をかけられ、インタビューされ、

 

「家、ついて行ってイイですか?」

 

と聞かれたら、なんと答えるでしょうか?

 

普通は大体嫌でしょう。OKでも最初は多少渋る。

 

得体の知れない人をいきなり家に連れ込むなんて、めちゃ可愛いスタッフさんならまだしも、野郎を連れ込みたいとは思いません。(声をかけているスタッフは大体野郎です。たまに女性のときもありますが)

 

けど、この番組に出てくる人は、大体快諾します。うち何もないですよ?とか言いながら、ノリノリで連れてくる人が大半なんです。

 

そういう、おおらかな人というか、急な事態にもどっしりと構えて、急な頼みを聞いてあげる人の人生って、結構壮絶な人生を歩まれている方か頭のネジ飛んでいる人が多いんですよね。

 

例えば、最近見た中でぱっと思い出すだけでも

 

おっさんの家について行ったら、子供がいない、長年仲良く連れ添った夫婦で、つい半年前くらいに夫が生死を彷徨っていた壮絶な話が聞けたり、

 

外国人の家について行ったら、日本人の彼女がいて、仲睦まじい話が聞けたり、(その日の1週間後に別れたらしいですが笑)

 

ミュージシャンを夢見る40代のおじさんの話、夫に夜逃げされたシングルマザーの方の話、夜な夜な柳原可奈子を探しているイラン人の話等、もう様々な話が聞けて、世の中こんな人もいるんだーと社会が拡がること間違い無し。

 

とてもオススメです。

 

まちづくりに関わる者としても是非見た方が良い

まちづくりって、本当にいろいろな人と関わるし、いろいろな人のことを考えないといけないんだよね。

 

また、まちづくりといっても、土地利用を考えたり、建物建てたりするだけでなく、その地域の医療や福祉のことを考えたり、子育てのあり方を考えたり、いろいろなことを考えないといけない。

 

この番組に出てくる人は、明らかに少数派な人たちではあるんだけど、でも世の中にこういう人がいる、ということはまちづくりに携わっていく人間として自分の思考の幅を広げる意味でも見ておいて損はないと思います。

 

というか単純に面白いから見なさい。