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さて、学科試験も終わって、今度は製図試験に向かって動き出す時期になりました。
製図試験の勉強を振り返ってみて、大事だと思うことをまとめてみたいと思います。なお、基本的に資格学校に通っていることを前提に書きます。
授業で聞きまくろう
製図の試験勉強で最も重要だと思うのは、ひたすら授業で聞きまくることです。授業「を」聞くのではなく、「で」です。
正確に言いますと、わからない点は授業中に何でも先生に尋ねまくるのです。いや、先生でなくても良いです。周りのわかっている人に聞きまくることでも良いです。
その点で言えば、コミュニケーション能力も去る事ながら、「自分はバカです」アピールができることが重要だと思います。
製図の授業を受けている人は、当たり前ですが、学科を受かっている猛者ばかりです。それなりに勉強してきた人のみがその授業の場にいるわけです。
そのようななか、「自分バカなんです。よくわかりません。なので教えてください」ってスタンスをとるのは結構勇気がいることだと思います。
幸い、僕の場合は同じクラスに友人がいたので、その友人と徹底的に授業中にいろいろな物事について先生をはじめ、周りの人に聞いていました。時にはくだらないことも聞いていましたし、これがわからない、あれがわからないと友人と話していて、先生にうるさいと注意されたこともありました。
けど、周りの人には申し訳ないですが、それで良いと僕は思っています。
よく、一級建築士の製図試験は、あまりこだわりすぎずに、ある程度割り切って図面を描こうと言われます。実際に授業でもそう教えられます。けれど、そんなこともまずは気にせずに、どんどんと細かいことを聞いていきましょう。
そうしてひとつずつ納得して、勉強を進めていくことが大事です。
一人で学校に通っている方はハードルが高いかもしれませんが、とにかく1人で勉強しないってことが、製図の勉強をしていくうえでは最も大事なことのひとつです。
製図の勉強方法でも学校では、学科試験以上に無理難題の量の勉強方法を教え、宿題もたくさん出してきますが、僕はこれらの宿題をしっかりとこなすよりも、授業中にたくさん質問することが最も大切なことだと思います。
先生の言うことは半信半疑に
先生にいろいろと聞こうと言っておいて、矛盾することを言うようですが、先生というより学校の言うことは半信半疑で聞いておいてください。
例えば、エスキスの仕方。僕が通った学校で教えるエスキスは、入口を決める→平面、断面の大まかなゾーニング→各室の必要面積を算定する→小さい縮尺(1:600くらいだったかな?忘れた)でエスキス→縮尺を拡大して1:400でエスキスと、かなり段階を踏んだものになっていましたが、僕はほぼ無視していました。
僕なりのエスキスのやり方は次回詳しく書くこととして、ここで何が言いたいかというと、あまり学校の型にはまり過ぎない方が良いということ。
学校のやり方はあくまで目安にして、自分なりのやり方を見つけた方が断然良い。
じゃあ、学校通う意味ないじゃん?って思うかもしれないですが、学校は質問をする、仲間をつくるために行った方が良いです。別に●●学院の回し者でもなんでもないですが、行った方が良い。
要は、自分なりの製図試験の解き方を身につける
このために「授業で聞きまくり」けれども「先生の言うことは半信半疑」でいることが大事です。
これから地獄のような2ヶ月を過ごされるかと思いますが、頑張ってください。