ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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これで僕は一級建築士に合格した!学科の授業は聞くな!

そろそろ7月ですね。

 

7月といえば、この業界にいる方にとっては、一級建築士の学科試験がある月!

 

そんな風に思っている人も多いことでしょう。

 

僕は一応、それなりに頑張ったのと、運が良かったため一級建築士は一発合格することができました。

 

そんな人、世の中に五万といますし、これが全て独学で受かったのならまだ凄いのですが、僕の場合は某資格学校に通って取ったので、偉そうに書くのもあれですが、せっかくなので今思い返すと、何が良かったのかまとめてみたいと思います。

 

タイトルにも書いてあるように学科の授業は聞くな!これ、かなり大事です。

 

なぜ授業は聞くな!と言うのか?

それは、授業が圧倒的につまらないかつ当たり前のことしか話さないからです。

 

先生にもよると思いますが、基本的に資格学校の授業なんて、テキストになぞらえて説明していくだけです。別に画期的な試験の攻略法、問題の解き方、覚え方、こんなことほとんど教えてくれません。

 

テキストに書いてあることをほぼほぼ書いてある通りに話すだけです。

 

ライブで授業を行う学校は、まだ先生によっては個性的な授業を展開してくれる人もいますが、DVDになると本当にテキストを読んでいるだけです。

 

こんな授業をただ聞いていたらほとんど身になりません。

 

先生の説明を聞いているよりも、先生が話している間に勝手に自分でテキストを読み進めて先に問題を解いている方がよっぽど有意義で身につきます。

 

しかし、意外とこれがほとんどの人ができていない。僕が通っていた校舎だけかもしれませんが、みんな普段の業務に疲れきっているからか、ただ授業を聞いてる人がいかに多かったことか。

 

もちろん、勉強法は人それぞれ違うので、予習をしっかりした上で授業はしっかりと聞いて理解を深める。なんて人もいたかと思います。

 

けど、僕が見た限りほとんどの人がただ受身的に聞いているだけのように感じました。

 

受身的な態度では記憶できない

先生は本当にただテキスト通りに話しているだけで、記憶の定着を促すようなお話もほぼしてくれません。というか、1日に習う範囲が広大すぎててそんなことを話す暇がありません。

 

勉強を行ううえでは、聞いているだけで知識が定着するのは天才だけです。

 

凡人はひたすら問題を解くなど実践演習を踏んだ方がよっぽど、知識が定着します。

 

そのため、テキスト通りに話す人の話を聞いているよりは、さっさと自分で読み進めて勝手に問題を解きまくっていく。そして、躓いたところを再度テキストで確認、または先生の話が頃合いであれば、躓いたところだけ先生の話に耳を傾けてみるのです。

 

また、普段の仕事で疲れきっていると人の話聞いているだけだと眠くなります。授業の雰囲気のなか、問題解いてた方が眠気も吹き飛んでくれます。そういった意味でも聞いているだけでなく、勝手にどんどん問題解きまくっとく。そういう自主性が記憶を促すのです。

 

学校に通うことの意義

じゃあ、学科の学校行くだけ無駄じゃん。

 

そう思うかもしれません。

 

学科試験は、自分に厳しくできる方ははっきり言って独学した方が安上がりで良いです。是非、その自信がある方はそうしてください。

 

ただ、この業界。帰宅が深夜になってしまう会社に勤めている方も多いなかで、独学で、ましてや一発合格を勝ち取るほどの勉強を自分自身のモチベーションだけで続けるのは中々難しいと思います。

 

モチベーション維持

 

もはやこのためだけに僕は学科の授業に通っていたようなものです。学校では先生が煽りに煽ってくれます。また、テストも授業ごとに行い、順位も出してくれるので、定期的に危機感を与えてくれ、嫌でもモチベーションが維持されます。

 

もったいないと思うかもしれませんが、僕の周りには少なくとも独学で一発で合格した方はまだ見たことがありません。最短でも2年(1年目は様子見受験、2年目に本格受験みたいな)はかかると思って良いのではないでしょうか。

 

僕は2年も自分だけで仕事の合間に勉強するなんて辛すぎる、というかその時間もったいない!他にもやりたいことたくさんある!ってことで、短期集中でとることを目指しました。

 

結果的に学科の勉強は約半年、製図の勉強は約2ヶ月で合格できたので、それなりに費用をかけて良かったと思っています。

 

最も望ましいのは、独学で一発合格ができれば、時間的にも費用的にも望ましいですが、それは中々にハードなので、時間とお金、自分的にどちらを大事にしたいか。考えてみることです。

 

僕は圧倒的に時間の方が大切だと思ったので、通いました。去年受かってなければ、こうしてブログなんて書いている余裕はありませんでした。

 

別に学校行ったって決して受かるわけではないしな〜

 

確かにその通りですが、こう思ってしまっているなら、通わない方が良いです。

 

学校通ったのに合格できないとか恥ずかしい、それこそお金の無駄、何としても受からなくては。こういうプレッシャーを自分自身に与えられることも学校に通うメリットです。

 

こう考えていくと、学校に行ってもそれなりに自分に厳しくできないと中々合格することは難しいかもしれません。

 

実際、複数年学校に通い続けて、合格できていない人も世の中にはいます。

 

受験は団体戦

 

大学受験時に高校の先生が良く言っていたのですが、まさにその通りで、受験の雰囲気を常に味わえる。ってのも学校に通うメリットかもしれません。

 

もし、学校に通うことになったなら、「授業は聞くな」を実践してみてほしいです。

 

問題を解きまくるならこちら。(余計なのは買わずに、こちらを解きまくって、わからなかったら解説を読む。何回も繰り返す。が一番良い勉強法です)