最近、地方=ローカルブームが起こっていますね。
何だか毎日のように「移住」って言葉を見る気がします。
国の施策では、ネットワーク・コンパクトシティだなんだと騒いでいる中で、中心部とネットワークされる郊外やもはやネットワークの範囲にも入らないような農村部に移住するような人が出てきています。
移住するような人は、自然豊かな場所で、自給自足の暮らしやスローライフ等、色々な暮らしを求めて郊外に移るようですが、仕事がないことや利便性が低いことのハードルが高くて、憧れてはいるけど何だか断念してしまう。
そんなことを思っている人も多いと思います。
そんな状況のなかで、後10年後にはニュータウンブームが起こるんではなかろうか?なんて密かに考えています。
シェアハウスブームが起きると、次第にプライベート空間もしっかりと確保しつつ共用空間を充実させたような、美味しいとこ取りみたいなシェアハウスが出てきたように、地方と都市の間の中途半端なニュータウンが盛り上がるのではないかと、そう考えています。
ニュータウンはそもそも都市と田園の共存を目指したまち
これは自然と共生し、経済と環境の両立を目指した都市像のことを指します。
そうなんです。本来ニュータウンは都会の利便性と豊かな自然が共存しているまちなんです。
これって、自然豊かな環境のなかで暮らしたいと考えているけど、利便性が低いのが心配って人にうってつけのまちじゃないですか?
ただ、本来の田園都市の理念は職住近接を前提としていたけど、日本では職住分離が前提となっていて、ただのベッドタウン化している。そのため、職場が遠くてどうしても郊外にあるニュータウンには住めないなぁ、なんて人もいるかもしれません。
これも10年したら在宅ワークの環境がもっと整ってて、意外と余裕で住めるんじゃないですか?
子育てしやすい歩車分離が実現されたまち
計画的につくられたニュータウンは得てして歩車分離が結構されているところが多いです。
何を隠そう、僕もニュータウン民だったけど、横断歩道をほとんど渡らずに小中学校に行けていました(学校の目の前のみ横断歩道があったが、あとは全て歩行者専用道路を通って学校に行けていた)。
これって子育てするうえで親は安心ですよね〜
都市部なんて通学路に歩道すらなかったりしてかなり危ないです。怖い怖い。
水面下でものすごく再生検討が進んでいる
とは言っても、高齢化がかなり進んできているし、建物の老朽化や人口減少してきて商業機能が衰退しているなんてこともあるんじゃないの?
そんなことを思うひともきっといるでしょう。
ご安心を。
今のニュータウンなんて大体が水面下で自治体や開発主体 (URなど)が先導をきって、再生検討を行っています。
これらの再生検討が果たして本当により良い未来へとつながっているかについては、僕自身も疑問ではありますが、少なくとも最近国が改めて提唱しているネットワーク・コンパクトシティなんてとこの見放された地域ではないということが自治体等の取り組み方を見れば、わかります。
まだまだ、可能性があるということですし、これから再生をしていこうといったまちなのです。
新しい開発がはじまる前に、土地や住戸を買っておいた方が良いかもしれません。
なんて、以上の理由から勝手にニュータウンブーム再来かな?なんて思っているわけであります。