ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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若いうちは仕事が忙してくても大丈夫という風潮

DSC_9214まあ、若いから大丈夫だよね。

 

こんなことを言って仕事をふってくる上司またはクライアントは山のようにいると思います。

 

そして、そういう上司、クライアントからふってくる仕事ってのが大抵しょうもない、上司の尻拭い的な仕事だったりするわけです。

 

いやいや。ちょっと待てよ。

 

「若いから」って何?

 

若いから…体力もある、家族もいない、早く帰る必要もない、そんなとこ?

 

違うだろうと。

 

若いから…色々な人と出会い、たくさんの経験をし、様々なものを見る

 

そういうの大事じゃん。

 

若いうちから様々な価値観に触れておくこと、そしてそれらを通して、自分自身の価値観を柔軟にしていくこと 。興味の幅を広げること。

 

歳をとると、大抵価値観や興味は狭まれ、新しいことを極端に嫌い、挙げ句の果てに都構想に反対したり、出る杭をどんどん打ったりするんです。

 

価値観や興味の裾野を広げていくこと。これは、若くないとできません。

 

そんな若い時代になぜ、あなたの尻拭いをしないといけないんですか?

 

そもそも、あなたが興味を広く持って、若い世代なら大体使えるソフトを、あなたも使えるようになれば、こんな仕事部下に頼んで、出来上がるの待っているより、自分でやれば効率的で早くないですか?

 

けど、そんなことを言っていても仕方がありません。

 

若い世代はそれでもそのしょうもない仕事をやるしかない。しかもちゃっちゃと。

色々と愚痴っぽい前段でしたが、若い世代の心構えとしては、僕はこのように考えています。

 

結局やらなくてはいけない。どうせ断れない。断りにくい。

 

だったら、さっさとその仕事を終わらせて返してしまう。これが大事だと思っています。

 

自分の残業時間を極力増やさず、そして、そういうしょうもない仕事が発生することを始めから見込んで他の仕事をする。

 

これに尽きます。

 

もちろん、上司の頼みを断る。断りに断り続ける。これでも良いでしょう。

 

ただ、そうすると自分の会社での価値は下がり続けてしまいます。

 

このような暴挙が許されるのは、他の重要な仕事でしっかりと成果をあげているか、自分自身の評価軸を明確に持っていて、会社の評価なんて気にならない。

 

こんな人です。もしくは、もう辞めたい人。

 

 

いや、待てと。しょうもない仕事をちゃっちゃと片づけると、上司が図に乗って、また同じような仕事を投げてくるのでは?

 

そうです。投げてきます。便利なやつと思われてどんどん投げてきます。

 

けど、それで評価を下げるのは上司です。価値を下げ続けています。どこからの価値・評価か?

 

市場です。

 

職場内だけでの価値は下げてないかもしれませんが、市場での評価はきっと下がり続けている。もし、その会社がなくなったら、その人を雇うようなところはどこにもありません。

 

しょうもない仕事も淡々と片づける。そして、どんどん早く。そうしてれば、きっと職場だけでなく、市場での価値もあがるのでは、と思っています。

 

もちろん、他のしょうもなくない仕事でしっかりと成果を出す。これが前提ではありますが。

 

色々と言いたいことはある。文句も言いたい。けど、相手を変えることは決して叶わない。

 

だったら、自分のマインド、仕事の仕方、効率を最大限上げていく。

 

こういうことが必要になってくるわけです。

 

世の中は、若者がダメだという風潮が主ですが、今の4,50代の世代が一体どれほどのもんかと。一度しっかり考えてみる必要があると。

 

今日この頃感じます。