横須賀美術館を後にする。
横須賀美術館に近い馬堀海岸駅から汐入駅へと向かった。目指すは、アメリカと日本の文化が融合した「どぶ坂通り商店街」、そして三笠公園である。
どぶ坂通りに辿り着く。さすがは米軍基地が近いだけに、アメリカンナイズされた店が至る所に見られた。が、若干閑散としている雰囲気であった。夜はもっと賑わいを見せるのだろうか?
ここで、少し小腹が空いた。せっかく異国情緒溢れる場所に来ているのだからと、アメリカン的なものを食そうと考え、ハンバーガー屋に向かうことにした。
汐入駅から徒歩3~5分のところにある「ハニービー」というお店。
店員がアメリカンナイズされたセクシーな服を着ていなかったのが残念であったが、店の雰囲気としてはまさにアメリカン。「ハンバーガー」を「ファンヴァーグァー」と何となくそれっぽい雰囲気で頼んでしまいそうにさせるアメリカン的な雰囲気。そして肝心のファンヴァーグァーは...
食べかけ。ブロガーとしてあるまじき行為。目の前にファンヴァーグァーを出されると、すぐさま食いついてしまった。まあ、それくらい美味しい。おすすめ。
本当はこんな感じです。
出典:ハニービー (HONEY BEE) - 汐入/アメリカ料理 [食べログ]
ハニービーを後にし、三笠公園へと向かう。
三笠公園へと向かう道中、個人的にいい感じ、今風に言うならば、あげぽよぉぉぉ的な団地があった。古い。
この住戸ごとに色合いの異なる玄関口は1960〜1980年代頃に建てられた団地でよく見るデザインだ。
これが平成の初期頃だと、なぜかパステル色になり、現在に至るに連れ、無機質なものになってくる。
ぜったい、ビビットな色合いの方が良いと思うのだけど。とくに玄関口や雨樋、窓枠等の細かな部分はパキッとした色合いのものがぼく好み。
三笠公園に辿り着く。あげぽよ団地も良かったが、この戦艦「三笠」も男心をくすぐるものがあった。
三笠公園とは「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」に選ばれており、テーマは「水と光と音」。園内には流れるせせらぎの音が耳をくすぐる安らかなひと時がある。三笠の艦首は皇居へ向けられており、さらにそのまま直線状にロシアへ向けられている。これは保存時に三笠が帝国海軍の象徴とされていたことと、日露戦争からいつまでもロシアのほうを覗いていることから。そのために第二次世界大戦の終戦直後に三笠はソビエト連邦 (当時)から解体の声が上げられたが、交渉等によってそれは回避された。
偉そうに説明を述べてみたが、ソースは安心と信頼のwikipediaさんだ。
文明は、我々人間を「賢そうに」してくれた。そんなことを、思いながら横須賀中心部、最後に向かったところがここ。
「茶豆湯」という喫茶店。
横須賀中央駅から徒歩3分のところ。少しわかりにくい路地裏にあるお店。ここを経営されているおばちゃんがとても良い人だった。出会うのがあと30年早かったら口説いてたかもしれない。
まったりと、この喫茶店で時を過ごし、逗子へと向かうことになる。