ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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一級建築士試験に合格するためにはどこの資格学校に行くのが良いのか?

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一級建築士試験を受けよう!と決断したときに、まず考えるのが、資格学校に入ろうかどうか。ということ。

 

1年目は試し受験だから学校はまだ通わなくていいや。ってのはやめた方が良いということは以下の記事で書いたところです。
 
 
 ということで、1年目から本気で受験勉強することを前提に、独学にしようが、学校に通おうがどちらでも良いですが、資格学校ってどんなのがあるのかを知らないことには何も始まらないので、そのことについてまとめてみようと思います。
 
 

一級建築士試験の勉強ができる主な資格学校

①総合資格学院

日建学院と双対をなす資格学校ですね。
基本的に生で先生が授業をします。いわゆるライブ授業。(授業に行くことができなければ、後日DVDで個別ブースで受けることも可能)
 
そのため、わからないところがあればすぐに質問できますが、あらゆる資格学校の中で最も高額の授業料を支払います。
 
コースにもよりますが、学科、製図両方通うと90万円近くかかります。高いっ!
 
会社によっては提携していて割引が効くので、かならず入学前に確認してくださいね!あと、友達の紹介で入れば、商品券がキャッシュバックされていたはずなので、それも確認すること!
 
 

日建学院

双対をなす、もう1つ資格学校ですね。
 
こちらは、ライブ授業でなくて、録画されたDVDを決められた時間に行って、大勢で見ながら授業を行います。(正直、ぼくはこの授業形式は好きではない)
 
その場で質問できないデメリットはありますが、その分コースの組み方によっては総合資格より若干安くなります。
 
 
また、個別で自分の都合の良い時間で授業を受けることもできますよ。
 
 

③TAC

総合資格と日建学院とは雲泥の差の安さで授業を受けることができます。
学科と製図の授業料合わせても50万弱。安いです。
 
また、ライブ授業もDVDで個別で受けることも可能です。
 
ただ、不安な点は、合格実績が正直よくわからないところです。
総合資格と日建学院は合格実績で◯%!!と堂々とアピールしていますが、TACのHP見ても、そういうのが載ってないんですよね。。。ぼくが見た限り。
 
あ、ただ総合資格と日建学院の合格率の基準はしっかりと見ておくようにしてください。授業の出席率が◯%、模試の点数が◯%とか、学校によって合格率の算出方法が若干違いますので。統一してほしい。セコいよね。
 
周りでTACに通っている人も見たことないので、これくらいしか情報はお伝えできません。情報求む!
 
 

④コスモ建築塾

こちらもTACと同様に通っている人見たことない!w
 
TACと同様の50万弱の値段で学科、製図の授業を受けることができます。
 
 
ここには、合格率が載っていました。

授業の出席率が 90%以上で、予習および宿題を完了し、問題演習等の平均点が60点以上の受講生の 60%が学科試験に合格しています。さらに、模擬試験の平均点が 70点以上の受講者では70%を超えています。

 出典:コスモ建築塾 1級・2級建築士講座とインテリアコーディネーター2次試験対策講座 建築系資格試験講座

 
基本はライブ講義の模様。
 
授業の時間を見ると、学科の段階から9:00〜17:00で、どこの学校よりも授業時間長いんじゃないかな?
 
 

学校を選ぶ基準

とりあえず、値段は各自のご事情があると思いますので、それ以外の面の判断基準をまとめます。
 
 

①自分で勉強できるか、できないか

自分が独学で頑張れる人間かどうかは、もう1級建築士を受ける年齢になっていれば、わかりますよね?
 
今まで、誰に何にも言われずに地道に勉強をして、目標を達成したことがある人は独学の選択をしても良い方です。
 
それ以外の方は、学校に通ったほうが良いですよ。
 
 
 
で、もし、あなたが「もう1から10まで面倒みてくれんと勉強できない!」というのなら、色々と勉強しないとマズイとハッパをかけ、学習時間の管理もしてくれ、大勢の人が通っている総合資格または日建学院に通ったほうが良いでしょう。
 
一方で、モチベーション維持程度の理由で受けるのであれば、学科の授業についてはTACやコスモでも良いです。
 
というのは正直、学科試験は過去問をめちゃくちゃ解きまくり、模試を復習しまくれば、受かるからです。要はそれをやりきるかどうかの問題。
 
どこの学校の先生がわかりやすいとか、正直そんなんないですよ。学校単位ではなく、先生単位ではありますが、学校単位では授業がわかりやすい、わかりにくいは正直大差ないはずです。
 
ただ、製図はやはり総合資格または日建学院に通ったほうが安心です。これまで積み重ねてきた独自のノウハウや予想問題、また、生徒のボリュームも違うし、色々と生徒同士でも意見を交換し合えるのはかなり大きいからです。
 
 

②校舎に行くまでの時間

会社から校舎まで。
自宅から校舎まで。
 
この動線は確認してください。
 
安いからといって、遠くの校舎に通うことになって、その分の通学時間が無駄になっては本末転倒です。
 
受験期に最も気にすることは、いかに自分にストレスをかけないか、そしていかに勉強時間を確保できる環境を整えておくかです。
 
遠い校舎に通うことになるのなら、なるべく近いほうを選んでください。
 
そうなると、TACやコスモは不利になると思いますが、それはしょうがない。
 
 
 

③友達がいるかどうか

友達が同じ校舎に通っていると、もう全く勉強の質が異なります。
 
中には、知り合いがいる中で勉強したくないって方もいることでしょう。けどそれは損しますよ。
 
要は授業終わった後に、授業について話すことで、あれがわかった、わからなかったとお互いで確認し合えるのが良いのです。
 
この会話はリフレッシュにもなり、知識の整理にもなり、大変有効です。
 
友達と同じところ行く!とか小学生が塾に行くみたいな理由ですが、こと一級建築士試験においては結構大事ですよ。
 
ってことで、友達と同じ校舎に通えるチャンスがあるのなら、通ってください。
 
 
 
 
そんな感じです。
 
おしまい!
 
 
他にも一級建築士試験についてまとめていますよ!
気になる方は以下をクリック!