ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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これで僕は一級建築士に合格した!綺麗な図面を描くことよりもやること

一級建築士の一発合格を目指す人に少しでも参考になればシリーズ第6弾!

 

製図試験で気になることの一つと言えば、図面やそこに書く文字って綺麗な必要があるの?ということです。

 

いきなり結論から申しましょう!

 

綺麗である必要はナッシング!それよりもやることがあります。

 

僕がそう思う理由を以下にまとめましたので、ご参考までに。

 

 

採点者が「綺麗さはあまり関係ない」と言ってた!

仕事で、たまたま製図の採点をしたことがある人、何人かにあったことがありますが、綺麗さはあまり関係ないと言っておりました。はい。

 

そりゃ、明らかに汚い、明らかに何書いてあるかわからないのは問題外ですが、必要以上に綺麗さにこだわる必要はありません。

 

だって、採点者が言うんだから間違いない!

 

周りに採点者経験者がいましたら、是非聞いてみてください。

 

僕がそんな綺麗に図面を描ける方ではなかったけど、合格できた

事実、僕はそんなに図面描くのが得意ではなかったけど、合格できました。なので、関係ありません。

 

僕は製図を勉強するにあたって、製図学校に通ってましたが綺麗に描け!と指導する人は基本的にリスクマネジメントしているのだと思ってください。

 

要は少しでも採点に関わってきそうなポイントは、とりあえず言っておかないと、あとで生徒に「先生はそんなこと教えてくれなかった」と言われ兼ねないので、そのために綺麗に描けと言っているだけです。

 

学校通ってた時に周りの人を見ると、すっごい綺麗に図面描けているけど、全て描き終わってないなんて人も結構いました。

 

こっちの方がもったいないので、即刻綺麗さを捨てて早く描くことを心がけましょう。終わらせることが第一です。

 

 

今の時代の図面はCADで描くんですよ?

手描きの図面は味があって良い雰囲気だし、巨匠っぽいし、僕も憧れるんですが、悲しいかな。今の時代は基本的にCADで図面描くんですよ

 

それなのに、仮に手描き図面の綺麗さで合否を判断していたら、ナンセンスすぎませんか?

 

合否に関わってくるのはあくまで図面から読み取れる計画意図平面、断面、伏図の整合。これです。

 

だから、それが読み取れる程度に描いておけば、問題ないです。

 

たまに、「もし設計内容は全く同じレベルで甲乙つけがたい場合は、綺麗さで判断されるかもしれない」なんて言う人もいると思います。

 

確かにそうかもしれませんが、基本的に設計内容が全く同じレベルで、合否ラインギリギリの2者がいるなんて、滅多にないですよ。大抵、計画内容でどちらかに優劣がつくはずです。

 

仮に図面の綺麗さ以外はレベルが全く同じ2人がいたとしましょう。

 

それで綺麗さで優劣つけられ、片方が合格し、片方が落ちたとしたら、それはよっぽど合格した人の図面が合格させたくなるくらいCADで描いたみたいに綺麗だったか、落ちた人がフリーハンドで描いたみたいに落としたくなるくらい汚いかったかのどっちかだったんでしょう。

 

要はそのくらい差がついてないと、図面の綺麗さだけで合否は分けられないですよ。きっと。

 

僕が採点者だったら、どっちとも合格させるか、どっちとも落とすかのどちらかを選ぶと思いますよ。

 

 

図面を綺麗に描くことよりも大事なこと

ここまで読んでいただいた方は、図面の綺麗さなんて重要でないと思ってくれたと思います。てか思って。

 

僕がなぜこんなにしつこく図面の綺麗さは重要ではないというか?

 

それは、図面を綺麗に描く練習よりもエスキスの練習に時間を割いて欲しいのです。

 

初受験で合格を目指そうとすると、製図の勉強って製図試験が終わる7月後半から10月の製図試験日までの2ヶ月ちょっとしか勉強できないんですよ。

 

なので、いかにその2ヶ月で効率的に勉強するかが非常に大切なのです。

 

それなのに、図面をたくさん綺麗に描く練習をしている人って結構いるんですよ。

 

ぶっちゃけ、図面の練習なんてさほど必要ないです。

 

どんなに描いてもたった2ヶ月では、そこまで綺麗に描けるようなもんでもないし、図面を描くスピードもある一定の時間から境にそれほど上がりません。

 

3時間〜3時間半くらいはやはり図面描くのに時間がかかってしまうはずです。

 

逆に、図面が3時間半以内に描けるようになったら、図面なんてそれほど描く練習しなくて良いです。

 

エスキスの数をこなし、エスキスの時間を早くする方が重要です。ひとつの課題に対してエスキスを複数案考えて、自分の引き出しをたくさん増やしておくのです。

 

そして、図面を描くにしても、エスキスで考えたものが本当に正しいか、1:400の図面とかで確認すれば良いわけです。

 

心配な人は1:200で描いても良いですが、綺麗に描く必要はありません。ほぼフリーハンドで描いていいくらいです。

 

とにかく綺麗に本番さながらに描く必要なんてありません。本番さながらに描くのは授業中くらいで良い。

 

だって建築業界にいたら、平日にそんな図面描く時間ないでしょ?

 

一発合格をするには、もうひたすらむちゃくちゃ頑張るか、効率的に自分なりの哲学を持って勉強に励むか、どちらかしかないと思うんです。

 

ぜひ、この考え方、参考にしてみてください。