ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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自助・共助としてのシェアハウス②ー高齢者のシェアハウスー

先日書きました、こちらの記事

 

前回はシングルマザーのシェアハウスについて思うことをまとめましたが、今回は高齢者のシェアハウスについて思うことを。

 

ちなみに僕は3年間シェアハウスに住んでいました。また、都内のシェアハウスも十数箇所お邪魔した経験があるので、あくまで経験則として思うところをまとめたいと思います。

 

高齢者のシェアハウス。要はこれも問題の根っこはシングルマザーのそれと一緒。

 

シェアする理由からしてネガティブな動機が多い。

 

一人暮らしが寂しい、または生活の一部を援助して欲しい、けど自立向けのサービス付き高齢者向け住宅などに入れる余裕もない。

 

居住者像としては、こういった方が主に考えられるのではないのでしょうか?

 

このように居住者がどこか受身的。この状態では、シェアが成り立つとは思えません。

 

シェアすること、そして、居住者と関わること自体を目的化せずには、上手くこの生活に馴染めないと思います。

 

例えば、掃除や夕食を特定のお婆ちゃんが担い、お爺ちゃんは何もしない。

 

受身的な人が多いと、こんなことも想像できます。

 

理念としては大変素晴らしいものですが、中々上手くいく想像ができません。

 

これらの高齢者のシェアハウスを成立させるためには、近隣の介護サービスとの連携は欠かせないでしょう。

 

また、生活支援のサービスも何かあったときに使えることやAsMamaの「子育てシェア」のように自立高齢者同士で支援し合うような仕組みが考えられると良いかもしれません。(例えば食事をつくってあげたら、その分対価がしっかり得られるような仕組み)

 

要は、依存しすぎない適度な距離感がシェアハウスの居住者内でつくれる環境を整えるか。これが重要のように思います。

 

ただ、こうなってくるとほぼサービス付き高齢者向け住宅のような形になってくるので、高齢者のシェアハウスが増えないのも頷けます。

 

シェアというのは、基本的にポジティブな動機で行わないと難しい。

 

偉い人は、すぐにシェアハウスを社会課題解決のために用いようとしがちですが、実際にシェアハウスに住んでない人が往々にして多い。

 

どこかネガティブな匂いがあるシェアでは、うまくいかないことが多いとおもいます。

 

この辺りを、いかにポジティブな住まい方として世の中に広報していくかも大事かもしれませんね。