ものまちぐらし

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設計事務所で働く、都市計画コンサルタント兼一級建築士。まちづくりのことや激務の中でのちょっとした生活の楽しみについて書いてます。

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2016-04-17から1日間の記事一覧

既にオワコン化しつつある住民参加のまちづくり

建築や都市計画、まちづくりを学ぶ学生の誰もが一度は授業または自分の研究室の一環で習う、体験するであろう 住民参加のまちづくり そこの地域に実際に住まう住民皆さんとその地域の未来を考えていく。 そう聞くととても麗しく感じるし、僕も学生の時は住民…

みんなフリクション使いすぎじゃない?他人と差をつけるパイロットVコーン!

最近仕事で打合せに行くとよく感じるんだけど、右も左も前もフリクション使っていることが多い。 相手先の担当者もフリクションだし、隣の上司や同僚もフリクション。 いやいやちょっと待てと。 確かにフリクションはボールペンの書き味を担保しながらも、間…

どこのサイトにもまとめられていない、愛着の湧くこだわりの手帳5選

今年こそ、しっくりくる手帳(スケジュール帳)を! 毎年そんな思いで手帳を探すのですが、中々僕好みの手帳をまとめているサイトがないことないこと。 ってことで、自分でまとめてみました。 「LOFTや東急ハンズの中で探しても、周りの人と被るしな」、「な…

映画ビリギャルが超絶泣ける

数ヶ月前、かなり話題になっていて、何を今更と思われるだろうが、かろうじて上映していた映画館でビリギャルを見てきて、超絶泣いた。ひとりで。 20代後半の男性がひとりで映画館に行き、女子高生のサクセスストーリーを見て、映画の上映時間の半分以上を目…

これで僕は一級建築士に合格した!製図試験の細かなテクニックを紹介!

これまでの記事はこちら これで僕は一級建築士に合格した!学科の授業は聞くな! これで僕は一級建築士に合格した!模試を復習しまくれ! これで僕は一級建築士に合格した!製図の授業は聞きまくれ! さてさて、今回は学校ではあまり教えてくれなかった製図…

これで僕は一級建築士に合格した!製図の授業は聞きまくれ!

これまでの記事はこちら これで僕は一級建築士に合格した!学科の授業は聞くな! これで僕は一級建築士に合格した!模試を復習しまくれ! さて、学科試験も終わって、今度は製図試験に向かって動き出す時期になりました。 製図試験の勉強を振り返ってみて、…

原状回復可能な賃貸住宅のDIY!気に入らないキッチンをウッド調に!

こちらの淡いピンクの戸が妙に気になるキッチン。 なかなかにダサい。できればブログのトップに持ってきたくなかった。 いや、ラブリーテイストの内装が好きな方には受けるんだろうけど、あまりにも僕の好みではない。 けど、このキッチン。何を隠そう、うち…

これで僕は一級建築士に合格した!模試を復習しまくれ!

今日は、一級建築士の学科試験の日。 なぜ、そんな日に今更感満天の記事を書いているのか。完全に書くタイミングを間違えています。そんな想いに駆られながらも、この記事を書いてみようと思います。(ちなみに前回の記事はこちら) 本番間近の期間は模試を…

デジタルに頼りすぎて自然と人間の基礎能力が落ちる、東京での暮らし

東京に暮らして10年が経とうとしている。 この10年暮らしてみて思うんだけども、東京にいるとデジタルに頼りっぱなしだ。 10年で技術が進歩したんじゃないの?と思われるかもしれないけど、違う。東京にいるからデジタルに頼ってしまうのだ。全部東京のせい…

建築系の業界人こそ『ナリワイをつくる』ことが必要

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方 posted with ヨメレバ 伊藤 洋志 東京書籍 2012-07-02 Amazon Kindle 楽天ブックス 実感の欠落。 筆者が述べるこの言葉にはとても共感させられた。 様々な仕事に分業化されているのは、何も建築・まちづくり業界だ…

20代を振り返って思う3つのこと

いや、まだ27歳だけど。 順調に生きれば、今年28歳を迎える予定で三十路がそろそろ頭をだしてきたなぁと感じる今に20代をざっと振り返ろうと思う。 20代の人生を振り返ってみると、3つのことが浮かんだ。浮かんだと書いてみたものの、こういうのは、大体3つ…

アムステルダム最大の蚤の市、アイハーレンの蚤の市

行ってきました。アイハーレンの蚤の市 この蚤の市、月1回、造船所跡地で行われていて、最大750店舗も出店しているアムステルダムの一大蚤の市。 アムステルダム中央駅から無料のフェリー(906NDSM werf 行き)に乗り、約10分くらい。気持ち良い海風を浴…

僕が目指す建築系ブログのカタチ

建築系のブログってのは、数としてかなり少ないと思うんですよ。 そりゃ、そうですよね。建築系の仕事をしている人にそんなの書く時間ないんですもの。 僕も移動時間とかのスキマ時間を使って書いてて、いつまでこれが続くかってヒヤヒヤしてる。しかも、今…

上位計画は必要か否か?〜なぜ私は「建築」をやらないか? 「建築」をやるか? ― 嶋田洋平×藤村龍至〜

先日の記事に引き続き「なぜ私は「建築」をやらないか? 「建築」をやるか? ― 嶋田洋平×藤村龍至」を見たうえで、考えたことについてまとめてみたいと思う。 気になった論点は「上位計画は必要か否か?」 上位計画は不要!とは言い切れない… この論点に対…

物事は簡単に語るべきか、難しく語るべきか?〜なぜ私は「建築」をやらないか? 「建築」をやるか? ― 嶋田洋平×藤村龍至〜

この対談、本人たちは対決と称していたけど、とても面白かった。たぶん建築クラスタにとっては、とても興味深い内容を話し合っているように思う。 これを聞いてみて、個人的には、嶋田さんの言うことに基本的に同感し、藤村さんが言うことに刺激を受けたとい…

これで僕は一級建築士に合格した!学科の授業は聞くな!

そろそろ7月ですね。 7月といえば、この業界にいる方にとっては、一級建築士の学科試験がある月! そんな風に思っている人も多いことでしょう。 僕は一応、それなりに頑張ったのと、運が良かったため一級建築士は一発合格することができました。 そんな人、…

まちづくりに時間がかかるのは担当者とのコミュニケーションの齟齬のせい

AI(人工知能)が発達したら、行政の担当者の代わりにしたい。 対民間であれば、まだ良いのです。こちらの提案にいちゃもんをつける際は、経済合理的にいちゃもんをつけてくるので、こちらとしても対案を出しやすくもあります。 けど、対行政となると少し様相…

まちづくりにおいて邪魔になるたくさんの人の「気持ち」

誤解や批判を恐れずに言うのならば、まちづくりにおいて、時に人々の「気持ち」というのは、かなりの弊害になります。 まちづくりを行っていると、決して経済合理的に進むわけではなく、むしろこの「気持ち」というかなり人によって異なる主観的なもので進む…

『時をかけるゆとり』〜何なのこの憧れのキャンパスライフ〜

時をかけるゆとり (文春文庫) posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 文藝春秋 2014-12-04 Amazon Kindle 楽天ブックス 多くの人が通るであろうキャンパスライフ。 けど、一体どれほどの人がバラ色のキャンパスライフを送れているのでしょうか? 高校生の時に見…

そろそろニュータウンブームがくると思っている今日この頃

最近、地方=ローカルブームが起こっていますね。 何だか毎日のように「移住」って言葉を見る気がします。 国の施策では、ネットワーク・コンパクトシティだなんだと騒いでいる中で、中心部とネットワークされる郊外やもはやネットワークの範囲にも入らない…

社会人を数年経て感じる就職活動。就活生に今だからこそ伝えたいこと。

学生の頃から思わないでもなかったけど、あの頃はただただ目の前の就職活動という荒波を乗り越えることで必死だったため深くは考えなかったけれど、社会人を数年経験した今思う。この事実。 社会人、いわゆる学生から見た「大人」という存在。自分も含めて、…

とある美容院にまつわる出来事

髪を切った。 いや、髪を切ったことはなんら特別なことではないのだけど、今回は初めて行く美容院に髪の毛を切りに行った。 本日は、髪を切りに行った際に起こった些細な出来事をここに記したいと思う。 僕が美容院を選ぶ際に重要視することは、まずお店のテ…

前々からやってみたかった「ひとりカラオケ」をやってみたよ

僕は基本的にひとりで何かをするのが好きだ。 ひとりでカフェやバーに行ってひとりぼっちで読書することもあれば、ひとりで国内外問わず旅行することもある。 けど、カラオケ。これ自体をひとりでやるのは中々できずにいた。 そもそもカラオケ自体、そこまで…

「報告」という非効率的なコミュニケーション

一々報告をしないといけないめんどくさい上司。 仕事における報告(資料説明や日程調整、業務進捗状況など)というのは、本当に面倒くさいし、とても非効率的なコミュニケーションと思ってしまいます。 報告を行ううえでは、様々なロスが発生します。 まずは、…

どんどん自分たちの住まいの居住価値をなくす高齢者たち

こちらの写真 とある団地内公園の写真です。 おや?注意書きが書いてあるぞ? 「うんたら、かんたら・・・・・球技は絶対にやめてください」 !? 先日、ブルーノタウトが残した団地の記事をアップしました。 そこで住む人たちは大事に大事に自分たちの住ま…

いい加減、団地再生よりも団地のプロモーションに力を入れた方が良い件

最近団地R不動産なるサイトができるなど、団地での暮らしは注目されつつあります。 こんな本や こんな本も出ている なぜか、地権者でおられるURや住宅供給公社でなく、赤の他人とも言っていいだろうR不動産がなぜかプロモーションを頑張っています。 これ、…

若いうちは仕事が忙してくても大丈夫という風潮

まあ、若いから大丈夫だよね。 こんなことを言って仕事をふってくる上司またはクライアントは山のようにいると思います。 そして、そういう上司、クライアントからふってくる仕事ってのが大抵しょうもない、上司の尻拭い的な仕事だったりするわけです。 いや…

【ベルリン/建築】ブルーノ・タウトが残した世界最高峰の団地を見るべし!

相変わらず時間の流れがゆっくりと、台風時の常磐線のように進む団地だった。 行ってきました。人生2度目。 カール・レギエン・ジードルング 巨匠ブルーノ・タウトが残した名作。ベルリンの世界遺産のひとつとして、名を連ねるこのモダニズム集合住宅。 世界…

建築業種で働く人にはリア充になってほしい!てか、なるべき!

僕は建築学科を卒業し、現在も建築・都市計画コンサルタントとして働いているのですが、この建築学科またはそれに準ずるような学科を卒業し、建築業種で働いている人の最近の傾向に思うことがあるので、少し思いを整理してみます。 本業が忙し過ぎてリアルが…

自助・共助としてのシェアハウス②ー高齢者のシェアハウスー

先日書きました、こちらの記事 前回はシングルマザーのシェアハウスについて思うことをまとめましたが、今回は高齢者のシェアハウスについて思うことを。 ちなみに僕は3年間シェアハウスに住んでいました。また、都内のシェアハウスも十数箇所お邪魔した経…